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決算特別委員会報告

遅くなりましたが、決算議会での質問の大要を書きます。

 

交通局 2015.10.13

四条通りのバス運行対策について質疑しました。

 

○(平井) 四条通りの現在のバスの遅滞状況はどうか。

(答弁→高見自動車部担当部長) 15~18時、9月1日~30日の遅滞状況について調査。平均値をとると、西行で祇園~河原町~烏丸間が昨年比平日0~2分、土日で2~3分、東行で堀川~烏丸~河原町が昨年比、平日1~2分、土日で3分程度の遅れ。

○(平井) 9月19日からの路線変更のもとで四条通りを回避し、五条経由、四条京阪・三条京阪経由に変更したが、それによる効果や声は。

(答弁→高見) 19日から実施したばかりで、まだ把握していない。

○(平井) 引き続き検証を行うよう求める。シルバー人材センターに委託し、多客時対応、乗降客の誘導等果たしていただいている。状況はどうか。まわりの声などあれば。

(答弁→高見) 乗客の整理を担当してもらっている。おおむねうまくいっているという認識。

○(平井) この間はじまった移動式運賃箱の状況について、私も実際に見に行った。確かに降車時の降りる時間は早くなっていた。一方で乗車に際しては効果ない。全体停車時間がどのくらい変わっているのか。また、運転手や乗客の受け止めはどうか。

(答弁→高見) 降車時間は、多客時で30秒~50秒の短縮効果があり、「早く降りられて良かった」との声も寄せられている。

○(平井) 停車全体での短縮効果は。

(答弁→高見) 検証できていない。

○(平井) それぞれ述べてきた対策に対して、検証そのものをきちっとすべき。矢継ぎ早に対策を打つ一方、検証が追いつかず根本的な処方箋にはなりきっていないのでは。この一連の四条通り対策でどのくらいの費用がかかっているか。また、11月に向けてのさらなる対策の決意は。

(答弁→高見) 誘導員配置に3160万円、移動式運賃箱に1290万円かかった。秋の対策は、建設局など他局と連携しオール京都で取り組む。

○(平井) バスの停車時に、後ろの車が追い越しのためにゼブラゾーンへ侵入してくる。交通局は、この状態をどのように認識しているか。また、対策を打っているか。

(答弁→高見) 安全運行の上で好ましくないないと認識。関係部局に対策を申し入れている。

○(平井) 関係部局からはどのような反応か。

(答弁→高見) 道路交通行政は京都府警の仕事であるが、全力で対策を申し入れていると聞いている。

○(平井) 4月の春の観光シーズンに大混雑・大混乱が起こり、付近住民だけでなく、四条通りに来た人から「バスが動かない」「未だに四条通りを避けている」との声が続いている。マスコミでも議会でも何度も指摘がされ続けてきた。交通局として、京都市のこの一連の四条通り一車線化についてどのように評価しているか。

(答弁→高見)人と公共交通を優先する「歩くまち京都」の中核をなす大事な事業。テラス型バス停によりバス待ち環境が飛躍的に改善するなど、優れた取り組みと認識している。

○(平井) 公共交通優先で進めるべきだ。車の流入抑制・流入規制に踏み切るべき。最も混乱を肌で感じている交通局が、都市計画をはじめ横断的に総括し、議論すべきだと思うが、いかがか。

(答弁→高見)様々な流入抑制策にとりくんでいただいている。交通局では道路環境を変えることはできない。与えられた道路環境の中でできることに全力で取り組む。

○(平井) 一番現場に近いところで状況をつかんでいるのが交通局。しっかり状況を伝えていくべき。

 

交通水道消防常任委員会質問

 今回の9月11日に開かれた委員会では、バスの降車を円滑に行うために四条通り二箇所に限って、移動式の運賃箱を設置することを交通局の理事者報告がされ、一般質問を行いました。

 また、上下水同局が毎年出している環境評価報告書2015についても質疑を行いました。

 

概要は以下の通りです。

 

 

【交通局】

●理事者報告【四条通り歩道拡幅区間におけるバス停での運賃収受の実施について】

平井)四条通りのバス停では、延着が多く生じていると記載されているが、現状はどのくらいか?

→高見自動車部担当部長)7月から9月 データ 西行き3分、東行きおおむね1分遅れ。正確な予測は立てられていない。

平井)今回、19日から実施される移動式運賃が製作される台数、バス停にどういう形で置くのか。

→バス3台置ける。テラス型の最先端部に到着。ベルトパーテーションで区切る。乗車降車をわける。運賃箱で収受する人2名。シルバーの誘導により一旦開放して車内あいてから。放送で事前に知らせる。

→全体像をわかるように図式等で示していただきたい。(資料要求)

平井)今回は委託で行うということだが、それぞれの委託先はどこか?それぞれの事業者の実績はどうか?

→委託先:運賃箱 綜合警備保障㈱・運賃案内:シルバー人材センター。

平井)アルソックを選んだ理由は何か?

→高見)営業所間の運賃輸送されている。

→安田企画総務部長)両方とも入札の結果。代金で決めた。

平井)運用が開始され、四条通りの2箇所だけが、移動式になるが、降車時、乗車される方もあり混乱は起こらないのか?リスクの検討は?

→車外での運賃収受を車内アナウンスでお知らせする。バス停では要員により乗客を安全に導く。

平井)本来なら、総合的に検討をし、検証も行いながらやるべきこと。市民や観光客との間で混乱が起こらないよう委託先にもきちっと説明をすべき、円滑な運営を。

最後に今日の京都新聞では、秋の交通対策として、10月末から高島屋駐車場出口前に信号を新たに設置し、右折可能で南行できるとの報道があった。バス停も近くにあり、大なり小なり影響を受ける。どんなメリットがあり、デメリットがあるか

→高見)一般車両の流入抑制は都市計画局・建設局が努力している。注意深く見守っていきたい。

平井)府警との連携や都市計画・建設局との連携で混乱が起こらないように。

 

【上下水道局】

●理事者報告【『水道事業・公共下水道事業 環境報告書2015』の発行について】

平井)平成15年から作成、報告書という形は22年からと聞いている。局単位で環境に配慮し、地球温暖化などに対し、温室効果ガス削減など環境課題に取り組むことが現局面でも一層重要となっている。エネルギー重要。水道事業と下水事業では、使う電力量に差があるが、なぜこれだけ違いが出るのか?

→土井技術管理室室長)水道事業では、一番使うのがポンプでくみ上げ、送る。下水では下水処理の際、微生物に送風機で風を送るのに使う。こういうところが違い。

・その上で努力をしていること、計画はどうか?

→土井室長)電力使用の削減。温室効果ガスの削減は市の取組。H16年度比に対し目標を達成している。た区さん電力を使う上下でも計画を持っている。目標も達成している。

・下水から出る汚泥の焼却。P25では、汚泥を発酵させ、そのさいに発生するメタンガスを有効利用しているとしている。消化タンクの他都市と比べて性能はどうか?メタンガスだけではなく、ほかの燃料をずいぶん使っているようにみえるが。

→石田下水道部長)消化ガスの再整備に現在かかっている。H25 240万㎥→完成後550万㎥。完成後には焼却炉での燃料に使う。

・最後に現状から見ている課題とそれに対する局の決意は?

→土井室長)環境とのかかわりが様々ある。大きな課題。電力使用料の削減の取り組みを進める。本業は水をきれいにするという仕事。国の動向注視し、水質保全の基準さらに確実なものにする。

平井)水事業とあわせて、他都市のとりくみにも習い、環境保全の取り組みの強化を。

烏丸御池に引き続きホーム転落防止可動柵の設置を求めて質問

 8月7日に行われた交通水道消防委員会でホーム転落防止可動柵を全駅へ設置すべしと交通局に質問しました。

 

また、可動柵をつける際に点字ブロックも視覚障害の方が、混乱しないように再度申し入れました。

概要は下記に

 

【交通局】  

≪理事者報告≫  地下鉄可動式ホーム柵設置の進捗状況及び今後のスケジュールについて

平井)烏丸御池の可動式ホーム柵運用後の職員や市民の声はどうか。

→土田高速鉄道部担当部長)乗客からおおむね好評。停車状況もほぼ100%止められている。運転士は最初は緊張する。と言っていたが、順調に運用できている。

平井)全国的にも設置が進み、一気に設置している都市もある。本市と他都市との違いは何か。

→土田)ほとんどの所は車両にATO装置がついている、そういう中で進めている。(本市は)東西線にはATOがあるが、ATOがない。なかなか難しい中でお客さんの多い3駅から。手動で止めるという方式。

平井)京都での利点は何か。

→土田)烏丸線にATOが必須だ。今は手動で停めている。可動式ホーム柵と列車の扉を別々に停めている。片道1分ダイヤをのばしている。ATOが要るが、予算が120億を超える。経営健全化団体なので難しい。なかなか踏み切れない (利点は)多額をかけずに設置していること。

平井)3駅設置以降の他の駅の可能性や課題は。

→土田)3駅以上 ダイヤの確保がむずかしい。今の方式ではこれ以上つけられない。投資が必要。近鉄と相互乗り入れ。近鉄にもATOつけてもらわないといけない。そこをどうするかが課題。そこにも補助を宛てて頂くよう国に対しての要望を重ねていく。

平井)国の補助率はどれくらいか。

→土田)『地下高速鉄道整備事業費補助』は25.2

平井)国の補助率上げるべき 国の要望に力を上げるべき  →土田)そのとおり。全力で要望する

平井)多く 設置駅をあらたに増やして、全駅設置を。

 

●地下鉄 可動式ホーム柵の点字ブロックについて

平井)協会との協議はどれくらいか。

→土田部長)5月委員会での指摘を受け、3回。視覚障害者協会とすぐに協議

平井)協議の結果どんな方向性か。その後の変化は。

→土田)従前から入念に協議し東西線と同じ方式がいいだろうと今の方式を選んだ。指摘を受け、協会に話した。一部の方から「点字ブロックがあったらよかった」の声もある。その声を受けて、協議し烏丸御池で現地確認することに。協会では、もっと幅広の意見を聞こうと会員にアンケートを考えられている。

平井)連携し聞き取りなどさらに強めて協議をすすめてほしい。視覚障害者だけでなく利用しやすくより安全な公共交通になるよう意見がくみ上げられるしくみづくりを求める。

四条通り一車線化について

 

 交通局についての質問を考えるべく、四条通りに2日間行きました。質問の概要は、前回記事で書きましたが、今回は、違う角度で記事を書きます。

下の写真は、四条烏丸の一本東、東洞院通りの様子です。近所の八百屋さんに聞くと、「夕方は毎日この状態だよ。四条通りの工事が始まってからさらに渋滞が増えました。」とのこと。

この渋滞は四条通りから六角通りまで続いていました。確かに平日の場合、四条通りの渋滞は少し緩和されましたが、一方で総合的に計画がされていないため、さらなる渋滞を生んでいます。

必要なことは、一部の団体からの聞き取りではなく、できる限り満遍なく聞き取りし、社会実験など検証し、政策化すべきです。また、京都市の場合、他都市からの車の乗り入れ規制、車の総量規制が必要です。

 

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委員会で初質問をしました

昨日の交通水道消防常任委員会で委員会初質問をしました。

取り上げたテーマのひとつは、この間多くの方々の粘り強い運動とわが党の議会での論戦で切り開いた烏丸御池駅の転落防止可動柵に関連して質問しました。 事前に視覚障害を持っている方から要望をいただき、実地調査をしたものです。

二つ目は、四条通りの一車線化に伴うバスの状況についてについても質問しました。

 

抜粋で紹介します。

■烏丸御池駅の転落防止可動柵について

○ 平井 地下鉄烏丸御池駅の転落防止可動柵の設置は喜ばれている。ホームの点字ブロックが入口以外は途切れているが、なぜこんな形状になったのか。

・視覚障害者の団体と協議して現在の形状となった。

○平井 視覚障害者の方から点字ブロックが途切れていることで次の場所に行きにくいとの声がある。元に戻せないのか。

・初めて聞く。列車の停止位置がわかりやすい。

○平井 今後、転落防止可動柵がつくられる四条駅や京都駅での工事の時によく見ていただきたい。 ○烏丸御池駅の国際会館行きの点字ブロックと戸袋に書いてある表示が違う

・視覚障害の団体と話して、方角と駅の表示についてわかるようにした。

○可動柵の四条駅、京都駅の工事完成はいつか。

・四条駅は11月で、京都駅はその2ヶ月後くらい。

 

■四条通りの歩道拡幅について ○四条通りの拡幅についての渋滞は、市民の心配・不安になっている。関係局との連携はどうか

・さくらのシーズンは0から1分の遅れ。都市計画を中心にして具体的な対策を協議している。話せる段階でない。

○市バスの四条河原町西行きの通過台数はどうか。

・一日777台通過する ○シルバー人材センターやガードマンの方が交通整理をされていた。雇用はどうなっているか。

・4箇所で10名くらいの配置。ガードマンは建設と都市計画で配置している。

○私が見たときは、45分間で36台。観光シーズン対策はどうか。

・都市計画を中心にまとめる。

 

子どもの医療費負担の方法が改善

 京都市で7月19日に発表された子どもの医療費負担の制度が少し改善されました。通院の負担が、9月1日より変更されています。

 

 これまでは、3歳から小学校6年生までは、すべて医療機関で全額負担をしてから、3000円を超えた部分に関して申請をすれば支給する制度となっていましたが、今回の改善で1医療機関で1ヶ月3000円を超える場合はそれ以上支払をせずに済む制度となります。

 

 これまでの子どもの医療費無料化への運動が前進した形になります。これまでもこの償還制度が使いにくいという声が子育て世代からもたくさんあがっていました。

 

 しかし、誰もが安心して、子どもたちの命を守る制度となっていないのが現状です。他の他都市では、中学校卒業、更には高校卒業まで子どもの医療費が無料になっている自治体があります。京都市だけが、3歳を超えると医療費が2割負担となる

この現状を変える必要があります。小学校低学年までは、けががたくさん増えてきて、そのもとで子どもたちは強くたくましく育つものです。未来をつくる子どもたちの命を守る制度として、引き続き子どもの医療費無料化制度を広げる決意です。

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