相談2000件
生活向上へ全力
産業交通水道常任委員会 2020年6月26日
市バス・地下鉄の新型コロナウイルス感染症対策について【交通局】
◆委員(平井良人)
おはようございます。私からは,この間ずっとお聞かせいただいている市バスや地下鉄の
コロナ対策について,再度お聞きしたいと思います。
まず営業所についてなんですけれども,これまであまり聞かれてなかったので,中身をち
ょっと聞かせていただきたいんですけれども,市バスや地下鉄などで,営業所のスペース,
どこでもあると思うんですけれども,例えば営業所のスペースが狭い執務室や休憩室,食事
を取る場など,あるのかないのか。また,そういう所でのコロナ対策はどのようにされてい
るのか,まずお聞かせいただきたいと思います。
◎自動車部長(西山真司)
市バスの営業所のことについてお答えさせていただきます。
基本的に営業所につきましては,どの営業所も休憩室,食事をするための食堂とか,仮眠
室とかがございます。おっしゃられたとおり,営業所によって規模が違うというのがござい
ます。特に狭い営業所,烏丸営業所なんかは地下の施設でございますので,取れるスペース
に限界がございます。そういった所につきましては,例えば食堂に飛まつ防止のつい立てを
置いたりとか,あるいは通常,運転手が使うことのない会議室を休憩室に使うとかいうよう
なことで,事務所の持っているスペースを最大限,今回のこの3密対策に使えるという風な
ことで,工夫しているところであります。
また,職員に対しては,日頃からマスクの着用とか,アルコール消毒液も,事務所の各所
に置いておりますので,それを使用することとかいうようなことの啓発,掲示物を貼ったり
とか,あるいは1日の間で構内放送を掛けて,そういうようなことを職員に呼び掛けたりと
かというようなこともする中で,営業所内での感染対策というものをしっかりとやっている
という風なところでございます。
◎高速鉄道部長(土田稔)
地下鉄におきましても,市バスと同様に,職員になるべくその間隔を取って分かれて過ご
すように,話をするときにも,間隔を取って話をするようにということも指導しております
し,密になる状態にはないような形で運営をしているところであります。
◆委員(平井良人)
もう少し聞きたいんですけれども,バスについては委託の先についてはどういう風な形で
どうされているのか,それも教えてください。
◎自動車部長(西山真司)
委託先につきましては,前回の委員会のときに,各運転手さんの健康管理,この対策も含
めてそれぞれの委託先で行うようにということのルールなんですけども,こちらの直営で行
っていることにつきましては,委託先でも,こういうことを直営の方でやるので,同じよう
な対策が採れるようにというようなことで,各本社,委託先での本社とかも協議しながらや
ってほしいという風なことを言っております。
ちょっと先ほど申し遅れましたけども,例えば点呼場の所で運転手さんが出発前に点呼を
受けるんですけども,そういった所にも,ビニールシートを直営の方でも貼っております。
そういったところを直営でもやるということを,委託先にも言いまして,現在,直営も委
託先も同じようなビニールシートを貼ったりとかいうようなことで可能な限り,取れるよ
うな対策をするというようなことを,両方とも同じような,内容は少し営業所のその大きさ
によって色々違いますけども,できるようにというようなことを言っているところでござい
ます。
◆委員(平井良人)
営業所ごとで条件も全然違いますから,そういう意味では,対策をきっちり打ちながら,
その乗務員も含めて,感染拡大防止をするということが非常に求められていると思います。
そのうえで,前回の委員会で,バス車内,もちろんバスというのを運行しながら,一方で
乗客をどんどん乗せていくという形ですから,不特定多数の方々が乗られるということなん
ですけれども,一つは消毒ですね。2週間に1回という頻度だという回答と,この頻度を増
やすと,費用が倍に増えると,3,000万円ぐらいになるんじゃないかということで,対費用
効果も考えているという答弁だったと思うんですけれども,コロナ感染の拡大による自粛は
,もちろん交通局にとってばく大な損失を生み出すということでありまして,そこは見とか
なければならないということなんですけれども,一方,感染防止の観点やいち早く収束をさ
せるということで言えば,感染対策,今後も,やっぱり必要となってくるということは明ら
かでありまして,バス協会が出している新型コロナウイルス感染予防の対策ガイドラインを
出しておりますけれども,6月8日に第2版が出されたということでありまして,感染防止
のための基本的な考え方の中にも,事業用の自動車内,ここも感染防止に努めることが必要
だという風にされてますけども,日本バス協会が出しているガイドラインに沿ってやられて
いるのか,どの程度どういう風にされているのかというのはいかがでしょうか。
◎自動車部長(西山真司)
日本バス協会が出しているガイドラインです。既に第3版が出ているということになって
おります。ここには具体的にこういうことをやりなさいということの表記が,いろんな例示
がされていますけども,何回やりなさいとか,そういう数値化されてないものも多々ありま
す。可能な限り,各事業者でできることをやりなさいということの指針やという風に我々も
これは確認しているところでございます。
ですので,バスの車内の消毒とかにつきましても,従前からお話をさせていただいている
ように2週間に1回という形になってます。これは日中止まっているバスを捕まえて,可能
な限り消毒するということをやっております。大体バスの1回清掃するのにどれぐらいの時
間,消毒をするのに掛かるかということをちょっと具体的にお話しますと,大体1回,手す
りやつり革とか,お客さんが触るようなとこを拭くわけですけども,これは20分掛かってい
ます。というのは次亜塩素酸ナトリウムというもので拭くんですけども,これ1回拭いただ
けでは,あと,乾いたらべたべたするということで,もう1回水拭きをする,場合によって
はもう1回とか,2回,3回どうしても拭く必要がございます。そうすると,1車両当たり
,一人の作業員が頑張っても20分ぐらい掛かるわけです。そうするとなんぼ頑張っても,
一人の作業員でしたら1時間で3台しかできないというような状況になります。
ですので,うち822両あるんですけども,大きな営業所ですと,100,200近い,車両数が
あります。これをなかなか回数を増やしてやるというのには,非常に難しいものがあると思
います。場合によっては,毎日やるというような作業になりますと,運行ダイヤにも大きな
支障が出てくるのかなという風なことも考えられますし,前回の委員会でも地下鉄のときに
お話させていただきましたけども,やはり今,先生おっしゃられたように,お客様が常に出
入りされる,これ,毎日したところでその効果というものは費用対効果も含めて,いかが
なものかなということがありますので,今やっている消毒というものをしっかりやっていき
たいなという風に考えているところです。
それと,先ほど3,000万円のお話いただきましたけども,これも前回の委員会のときに,
お話させてもらっていますけども,地下鉄の方で,今のやつを倍するのであればということ
になっています。バスの方は今言いましたように,車両数が圧倒的に多いですし,なかなか
それをどの時間でどういう風にやるかというのはもう,我々も,正直なところ運行の分を考
えますと,非常に厳しいですので,具体的に幾ら掛かるという経費の積算というのは今して
いない状態ですけども,いずれにしましても,かなりハードルの高い,毎日というお話をい
ただくとこについては,難しいもんやという風に考えています。
◆委員(平井良人)
もちろん毎日ということは一切言っていないわけでありまして,毎日まで行くかどうかは
別として,基本的には,指針がガイドラインで示されているということでお答えいただきま
したけれども,車両等や座席,つり革,手すりなど,不特定多数の方が触れる箇所というの
は,小まめに消毒を行うことということで書いてあるので,2週間に1回という水準が小ま
めに消毒ということになるのかというのが1点あるのと,もう1点はやっぱり命を守るとい
う観点でのやっぱり改善が必要だということで,もちろん先ほど言われた経費面も含めてど
うすんのかというのは,国に迫るなり,京都市本体に迫るなりしなければならない課題だと
いう風に思いますけども,これと,やっぱりアクリル板などの防護スクリーンですよね。飛
まつ感染がないように努めるべきではないかという風に思っていまして,もちろん,国がや
っぱりはっきりした指針をもっと出すべきだという風に思いますし,科学的知見,どこまで
あんのかということが,やっぱり皆さん分からへんわけで,こういうことなんかが,乗客に
とってはやっぱり不安要素が非常にあるわけで,要は,なかなか実態も分からないというこ
とですから,そういう説明も含めて,どういう本当に対策を強化していくのかということは
,今後のところで更に求められるんじゃないかという風に思ってますし,その点を是非検討
していただきたいという風に思います。
終わります。
コメントはまだありません。
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。